【甲斐駒ヶ岳】公共交通+長衛小屋テント泊|アクセス・費用・12時間39分の実録

テント泊

2026年8月、新宿から公共交通で南アルプスへ。

長衛小屋に2泊し、甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳の二座を狙った。

結果は、

甲斐駒ヶ岳登頂。行動時間12時間39分。

翌日の仙丈ヶ岳は、疲労と天候・交通リスクを考えて撤退した。

北アルプスの表銀座や常念岳も歩いていたので、

「まあ、南アルプスもいけるじゃろ」

と思っていた。

完全に甘かった。

この記事では、新宿からの公共交通、長衛小屋テント泊、実際にかかった費用と時間、甲斐駒ヶ岳で苦戦した理由、仙丈ヶ岳を撤退した判断までまとめる。

山行概要

山行日
2026年8月8日~10日

拠点
長衛小屋テント場

甲斐駒ヶ岳実績

  • 行動時間:12時間39分
  • 距離:9.8km
  • 上り:1,223m
  • 下り:1,224m
  • 出発:5:15
  • 帰着:17:55
  • 水:3.5L持参

ルート

長衛小屋
→ 北沢峠
→ 双児山
→ 駒津峰
→ 六方石
→ 甲斐駒ヶ岳
→ 駒津峰
→ 仙水峠
→ 仙水小屋
→ 長衛小屋

その下に、

当初は15時頃の帰着を想定。

実際には17:55となった。

新宿から公共交通で南アルプスへ

今回の往路は、

新宿 → 茅野駅 → 戸台パーク → 北沢峠 → 長衛小屋

というルート。

実際に利用した時刻

  • 7:00 新宿発・特急あずさ
  • 9:07 茅野駅着
  • 10:40 茅野駅発・ジオライナー
  • 11:45 戸台パーク着
  • 12:10 戸台パーク発
  • 13:00 北沢峠着

ちなみにこの日は寝坊。

6:55に新宿へ着き、7:00発のあずさへ突撃した。

南アルプス遠征、開始前から危なかった。

茅野駅からジオライナーへ

茅野駅から戸台パークまでは、南アルプスジオライナーを利用した。

今回利用した便は、

10:40 茅野駅発
11:45 戸台パーク着

運賃は、2026年8月利用時で片道1,800円。

茅野駅では10番乗り場から乗車した。

戸台パークから北沢峠へ

戸台パークで北沢峠行きのバスへ乗り換える。

今回利用した便は、

12:10 戸台パーク発
13:00 北沢峠着

戸台パークでは、北沢峠行きの乗車券を購入してからバスへ乗車した。

北沢峠から長衛小屋へ

北沢峠に到着したら、長衛小屋まで徒歩で移動。

今回は約10分で長衛小屋へ到着した。

新宿を7:00に出発し、長衛小屋へ着いたのは13時過ぎ。

乗り継ぎは多いが、公共交通だけでここまで入ることができた。

今回かかった主な費用

2026年8月利用時。

交通費

  • 新宿~茅野・特急あずさ往復:10,580円
  • 茅野~戸台パーク・ジオライナー往復:3,600円
  • 戸台パーク~北沢峠:大人片道1,150円
  • 18L以上のザック等の手回り品料金:片道220円

今回のテント泊装備では手回り品料金がかかるため、

戸台パーク~北沢峠は1,370円×往復=2,740円

長衛小屋テント泊

長衛小屋テント場は、

1泊1,000円 × 2泊=2,000円

で利用した。

今回の主な固定費は、

  • 交通費:16,920円
  • 長衛小屋テント泊:2,000円
  • 仙流荘日帰り入浴:800円

合計19,720円

このほかに、

  • 食事
  • 行動食
  • 飲み物
  • ビールなど

が必要になった。

※料金や運行時刻は変更される可能性があるため、利用前に最新の公式情報を

確認してください。

長衛小屋にテントを張る

北沢峠から長衛小屋へ移動し、今回の2泊3日の本陣を設営した。

長衛小屋には水場と売店があり、今回はトイレ・水場・売店に近い場所へテントを張った。

テント泊装備をここへ置き、翌日の甲斐駒ヶ岳は軽い装備で向かう。

トイレが近いのは大事。

そして売店が近ければ、

ビールを速攻で買える。

初日は川の音を聞きながらビール。

夕食はグリーンカレー、アルファ米200g、マルシンハンバーグ。

最後に、

翌朝はいよいよ甲斐駒ヶ岳へ。

5:15、甲斐駒ヶ岳へ出発

5:15、長衛小屋を出発。

この日は双児山・駒津峰を経由して甲斐駒ヶ岳へ登り、下山は仙水峠方面へ回る周回ルートを歩いた。

実際の通過時刻

  • 5:15 長衛小屋
  • 8:05 双児山
  • 9:40 駒津峰
  • 10:23 六方石
  • 12:00頃 甲斐駒ヶ岳山頂
  • 14:18 駒津峰
  • 16:18 仙水峠
  • 17:15 仙水小屋
  • 17:55 長衛小屋

距離は9.8km。

数字だけを見ると、それほど長い山行には見えない。

しかし実際の行動時間は、

12時間39分。

想定していた15時頃の帰着から、大幅に遅れることになった。

まず約30分の忘れ物ロス

双児山手前で休憩。

そこから10分ほど進んだところで、財布・カード・身分証入りのランバーサポートを

置き忘れたことに気付いた。慌てて戻って回収。

約30分のロス。

本当に失くしていたら普通に詰んでいた。

休憩地点を離れる前に、財布・スマホ・水・装備を一度確認する。

当たり前のことだが、長時間行動になる山ほど大事だと痛感した。

2,700m付近から明らかに失速

標高2,700m付近から、明らかにペースが落ちた。

急登、岩、大きな段差、ガレ場、アップダウンが続く。

5~6分歩いては息が切れ、休憩。

特に岩場ではバランスにも苦戦した。

これは登山なのか。レンジャー訓練なのではないか。

おじさんのわがままボデーには厳しかった。

12時頃、甲斐駒ヶ岳山頂へ

苦戦しながらも、12時頃に甲斐駒ヶ岳山頂へ到着。

長衛小屋を出発してから約6時間45分。

ようやく山頂へ立つことができた。

登れた。

でも、ここで終わりではない。

長衛小屋まで無事に戻らなければならない。

そして今回、登りだけでなく下山でもかなり苦戦することになった。

下山でも思ったほど速度が戻らない

甲斐駒ヶ岳から駒津峰へ戻り、仙水峠方面へ下山。

登りでかなり脚を使っていた。

こちらも石や岩、大きな段差が続き、疲れた脚では思うように速度

が出なかった。

「下りなら時間を取り戻せる」

と思っていたが、今回はそうならなかった。

距離は9.8km。

しかし、距離だけでは山行の厳しさは分からない。

今回、強く感じたことだった。

水3.5Lを飲み切った

甲斐駒ヶ岳には、水を3.5L持って出発した。

これは、

「甲斐駒ヶ岳なら3.5L必要」

という意味ではない。

あくまで、今回のおじさんの実績。

想定より行動時間が大幅に延び、仙水小屋手前で持参した水を飲み切った。

仙水小屋で水を補給。

ここの水が、

うまい。

夏山では、予定通りの行動時間だけでなく、

予定より何時間も遅れた場合まで考えて水分を準備する必要がある。

と実感した。

水だけでなく、行動食や下山時刻も同じ。

17:55、ようやく長衛小屋へ帰還

5:15に出発して、長衛小屋へ戻ったのは17:55。

行動時間は、

12時間39分。

当初は15時頃の帰着を想定していたが、大幅に遅れた。

ようやく本陣へ帰還。

甲斐駒ヶ岳には登れた。

でも翌日は仙丈ヶ岳。

この時点で、かなり疲れていた。

翌朝、仙丈ヶ岳を撤退

翌日は仙丈ヶ岳へ向かう予定だった。

しかし、前日の12時間39分行動で疲労が強く残り、朝起きることができなかった。

起床したのは8時頃。

この時間から仙丈ヶ岳へ向かえば、長衛小屋への帰着は夕方になる。

もう1泊して、翌日に登る案も考えた。

しかし、

  • 前日の疲労
  • 翌日午後からの雨予報
  • 台風接近
  • 林道への影響
  • 帰りの交通機関への影響

を考えて、撤退を決めた。

公共交通登山では、

山を登れるかだけでなく、山から出て家まで帰れるか。

これも重要。

かなり悔しかった。

でも、今のおじさんの実力はここまで。

仙丈ヶ岳は、

また来ればいい。

北沢峠から仙流荘、そして新宿へ

仙丈ヶ岳への挑戦を中止し、テントを撤収。

今回の南アルプス遠征を終え、帰京することにした。

復路は、

長衛小屋 → 北沢峠 → 戸台パーク・仙流荘 → 茅野駅 → 新宿

という流れ。

実際の時刻

  • 11:00 長衛小屋出発
  • 12:00頃 北沢峠から臨時便で下山
  • 仙流荘で入浴
  • 17:00 戸台パーク発・ジオライナー
  • 18:25頃 茅野駅着
  • 19:08 茅野駅発・特急あずさ
  • 21:00 新宿着

この日に12時頃乗れた北沢峠発の便は、臨時便だった。

通常の定期便として12時便があるわけではない。

次に同じ計画を組む場合は、最新の時刻表を確認して行動したい。

戸台パーク到着後は仙流荘へ。

3日ぶりのお風呂。

最高。

そして茅野からあずさに乗り、新宿へ帰還。

これで2泊3日の南アルプス遠征は終了。

今回の反省と次回への課題

今回の山行で見えた課題は、

  • 2,700m以上での行動力
  • 長時間行動の持久力
  • 岩場でのバランス
  • 体幹
  • 水分計画
  • 休憩後の装備確認

そして、

撤退する判断。

甲斐駒ヶ岳には登れた。

仙丈ヶ岳には行けなかった。

南アルプスは伊達じゃなかった。

でも、鍛えてまた戻ってくればいい。

おじさん評価

甲斐駒ヶ岳:★★★★★

格好良い。でも怖い。

しんどさ:★★★★★+

おじさん史上、最も厳しかった山行。

長衛小屋テント泊:★★★★★

水場・売店があり、甲斐駒ヶ岳の拠点として使いやすかった。

仙流荘:★★★★★

3日ぶりのお風呂。

最高。

仙丈ヶ岳:未達

また来る。

推しメンちゃん感謝

今回一緒に南アルプスへ来てくれた、

尾木波菜ちゃん
谷崎早耶ちゃん
蟹沢萌子しゃん
菅波美玲たん

ありがとうねええええええ。

甲斐駒ヶ岳で白目をむいても、岩場でヨロヨロしても、最後まで一緒に帰ってきてくれました。

仙丈ヶ岳には行けなかったけど、

また一緒に行こうねええええええ。

次に仙丈ヶ岳の山頂へ立った時に言う。

「ザクとは違うのだよ。ザクとは。」

それまで修行じゃ。